11/3の記録です。
いよいよ小豆島巡礼の日がやってきました。
初日の予定は、15.1㎞。結構距離がありますし、光が丘を6時に出ても土庄港に着くのは12時51分。参拝できる時間は半日しかありません。
午前5時半自宅出発。光が丘駅まで約2キロは歩くしかありません。まだ暗い公園を抜け午前6時1分の電車に乗車。ヒナ夫とは練馬駅最後部ホームで待ち合わせ。
代々木を経て品川から7:07ののぞみ107号に乗車。岡山到着は10:18予定です。
このところの旅はすべて車で移動していたため、新幹線に乗るの本当に久しぶり。ワクワクします。
乗車して40分弱で富士市を通過。富士山が大きく見えます。

本栖湖にsapをしに行くときは、この裏側からいつも眺めていたんだなぁと思うとなんだかワクワクしますな。富士山はどこから眺めても美しい。
予定通り10:18岡山着。ここから新岡山港へ行くバスの停留所がわからずウロウロ。運良くバス総合案内所を見つけ聞いたところすぐ裏にありました。しかも運がいいことに、今日は年何回かある「バスの日」と言うことで料金500円が無料。こういう運はもっとついてもらいたいですな。
10:08のバスで新岡山港へ。
フェリーは11:16発のOLYMPIA DREAM SETO号。

フェリー搭乗とともに売店にてきつねうどん注文。小豆島は讃岐うどん発祥の香川県。うどん好きのヒナ夫としては、絶対に見逃せません。ちょっと前にやったアド街でもフェリーのうどんが旨いと言ってたし・・・

おまけに小豆島特産のオリーブを使ったドーナツ。

これと後は生そうめん食べないと。
船内は、とてもきれいで、北海道行きのフェリーと違い雑魚寝スペースはなくすべて椅子席、膝の悪い親父には、短時間であればこの方がありがたいです。

そうこうしているうち12:51土庄港(とのしょうこう)到着。時間通りであります。上陸した我々を出迎えてくれたのは目の前で天ぷらでも揚げているのかと思わせるようなごま油の香り。さすがごま油生産日本一ですね。今日の夕食は天ぷらで決まりかな。
でこの後土庄港をウロウロして、今晩の宿の確認。ヒナ夫は宿のはす向かいにあった和菓子屋で大師まんじゅうというのを2個喫食。予想に反してこしあんだったとブツブツ文句を言っておりました。
さて、今日の巡礼できる時間は半日もありません。観光はほどほどにして早速開始。当然初打ちは、小豆島霊場総本院です。
7-800mほどで総本院到着。ここでご住職に色々話を伺い、おすすめのお遍路道案内図を購入。これさえあれば心強いですな。なんと言ってもGoogleマップはアメリカ人だから日本の地図に弱くて、時々道のないところを案内する悪い癖があるからね。

ところで、お遍路と巡礼って同じなのかと思っていましたが、調べてみると違うんですね。Googleで調べると
「遍路」は、四国八十八カ所の霊場を巡る特定の巡礼であり、「巡礼」はより広範な意味を持ちます。遍路は、弘法大師(空海)が開いた四国霊場を巡ることを指し、特に「同行二人(どうぎょうににん)」の心構えや金剛杖の携帯、特定の真言を唱えるなど、独自の作法や文化があります。一方、巡礼は、観音霊場を巡る「坂東三十三ケ所」や「西国三十三カ所」など、日本全国の様々な霊場を巡る旅を広く指す言葉です。
ということは、小豆島は巡礼なのかと思いますが、この案内図を見る限りお遍路と呼んでいます。
さて、お次は64番松風庵(まつかぜあん)。ここはゆっくり歩きモデルコースによると総本院から200mとありましたが、なめてたら階段が・・・やっとの事で参拝を終えて階段を降りてきたところで写真を撮ってないことに気づきました。
エーーーっやっちまったぜ。ていうわけで写真はGoogleマップからの転用です。あしからず。

階段を降りる途中からあたりを眺めると

結構近くに三重の塔が見えます。方向からいくとこれから向かう58番西光寺奥之院 誓願ノ塔らしい。距離は300m。よしよしこれなら楽勝ぢゃ。
でウキウキ歩いて行くと、やたら狭い路地の連続が・・・おおっこれがこの前アド街でやっていた「迷路の街」か。小豆島土庄町にある海賊や潮風から町を守るために意図的に造られたと言われる、昔ながらの風情ある町並みのことだそうです。

昔ながらの風情ある町並みって、練馬あたりでも地域によっては未だに見られますなぁ。月島の一部でもこんな町並みがあったような・・・高層ビルだらけの景色より断然風情があって親父は好きですな。
13:55 58番西光寺に到着。

山門を入り、参拝を済ませって・・・また写真忘れました。中を突き進むと奥の院誓願ノ塔が・・・

あ、杖はここの物です。左に御杖立っつーのがありますが、ここに立ててあった物です。決してこの巡礼のために持ってきた物ではありません。

階段を降り、狭い路地から望む誓願ノ塔はなかなか風情があります。ここでふと親父は考えてたであります。この迷路って、海賊や潮風から町を守るために意図的に造られたはずでありますが、こんな目立つ景色がランドマークになっちゃったらいかんでしょう。それとも誓願ノ塔って迷路のずっと後にできた物なのかな。
調べると
昭和五十二年十月、西光寺中興開山四百年を記念して王子山に建立された。地下には旧奥之院であった南郷庵本尊、弘法大師像と地蔵菩薩像を奉安し、数千にのぼる檀信徒の霊牌を祠堂している。塔からは、北は岡山、南は讃岐を見渡すことができ、周辺には「迷路のまち」と呼ばれる入り組んだ路地が広がっており趣深い。
ですと。やっぱりつい最近(といっても48年前ですが )できた物です。
次、予定では59番甘露庵なんですが、そこまで2.2㎞、その後予定通り59番、60番、61番62番と進むと宿のぐるりを約12㎞歩くことになり現在時14:05であることを考えると時間的にかなり厳しい。しかも小豆島に来てまだ何処も観光していません。
ヒナオが、この近くにある「エンジェルロード」に行きたいというのでお遍路道からはちと外れますが、行ってみることに決定。
エンジェルロードとは、香川県小豆島の干潮時に現れる砂の道で、「天使の散歩道」とも呼ばれます。この道は、潮が引くと弁天島から中余島へと続くため、大切な人と手をつないで渡ると願いが叶うと言われているロマンチックなスポットです。また、展望台で幸せの鐘を鳴らすこともできます。(Google AI)
ゆっくり歩いても、15分ほどで到着。

ここに顔突っ込んで写真撮るペアは果たしておるんじゃろか。
で、海岸は

おおーーっ!!運の良いことに丁度干潮であります。これから先の旅の成功を感じさせるなかなかの景色であります。(今思えば、とんーーっでもない勘違いでありますよ)
入口方向に戻ると

こんな所があります。結構急な階段と坂がかなり続いていますが、今日はさほど歩いていないから大丈夫だろうと上がってみると・・・これがなかなかきつぅおましたよ。
親父の隣を幼稚園児みたいなガキ、もといお子様がスルスルと昇っていくのを横目で見ながら腹立ち紛れに昇りやっと到着。当然ヒナオの奴は息一つ乱さず何事もなかったかのように・・・
でも、さすが展望台。

下で見るより遥かにきれいに天使の道が臨めます。で、ここの何処が恋人の聖地約束の丘なんでせうか。親父にはわかりません。何の約束の丘なの?あの階段、坂道のきつさから親父にとってはやけくその丘でありますよ。
で、お遍路再回。ここの近くの小豆島国際ホテルたらちゅうかっこいいホテルの中を通らせてもらい、次の57番浄源坊へ。
途中の薬屋さんで、

おおおーーーっ!! ケロヨンとサトちゃんじゃん!! これって東京時じゃいくらするんか? そのまま置いていたら、絶対盗まれるよなぁ。小豆島って治安いいじゃん。
で、この間ヒナオが妖怪美術館に行きたいなどとのたもうたので、お値段聞いたら一人2,500円という法外な値段でしたので却下。なんで小豆島まで来て妖怪美術館やねん。
境港の水木しげるやあまいし。
で一番近い57番浄源坊へ向かう途中、おっ?見たことのあるような景色が・・・
あれはアド街で見た

世界一狭い土渕海峡だぁ!!
海峡とは陸地と陸地の間にはさまれて、海や湖の水域が狭くなった部分のことで
挟まれる部分が海でも湖でもいいそうです。
じゃあこの右と左の陸は分断されているはずで、土庄港がある左の部分と右の部分は
違う島で、左が小豆島って言ったら右は何島になるんぢゃろ。どっちも小豆島って呼んじゃいかんのぢゃなかか?
まぁ親父はめんどいこと考えるのはいやぢゃけど。
近くには、

迷路のまちの入口とおぼしき標識が
そこから30分ほど歩き、57番浄源坊へ


そこで




























